セラピスト資格は成人してから取得するのが望ましい理由

日本には様々な「資格」が存在し、条件が合えば兎に角受験する「資格ゲッター」なる方もいらっしゃいます。有名資格や難関資格に子どもが挑戦するケースも珍しくありません。

近年では、英検2級に合格した5歳の子や、行政書士試験に合格した14歳の子などが話題になりました。年齢制限の無い資格であれば「最年少記録更新」を目指す方もあるでしょうね。

流穏の部屋でもセラピスト養成講座が複数あり、それぞれ受講後には資格認定がなされます。しかし、どの講座も「最年少記録更新」を目指せるようなものにはなっていません。

特に「ワンセルフカード セラピスト認定講座」は「20歳以上の方」を受講要件に定めています。このような資格において、子どもに門戸を開いていないのは何故でしょうか?

それは「傾聴(けいちょう)」にあります。

傾聴とは「耳を傾け、集中して相手の話を聴くこと」です。ぼんやりと無意識に聞く(聞こえる)ではありません。その際「相手の心」を取り扱っているということを忘れてはなりません。

そのようにお話すると「学校では先生の言うことをしっかり聞いているよ」とか「家の人に言われたことはちゃんと守っているよ」と考える方もあるかもしれませんが、「傾聴」はより深い意味合いを持っています。

傾聴には、ただ相手が言うことを聞くだけでなく、相手の心情を汲み取ったり、相手が話しやすい環境や状況を作り出したりなどといったことが求められます。「黙って聴いていれば良い」というものでは無いのです。

相手の心情を汲み取るのも「可哀想だ」「困ったな」など、直感的なもので留める訳には行きません。そのように至った背景や、その先にどのように道筋へと導くかなども聴きながら考える必要があります。

このようなことを考えると、しっかりと物事を考える力を持った大人(成人)が、セラピスト資格を持つにふさわしいと言えるのではないでしょうか。人生経験や学習の積み重ねなどを考えても、子どもには難しいように思います。

流穏の部屋において、明確な年齢制限を設けている資格講座は「ワンセルフカード セラピスト養成講座」のみですが、それ以外のセラピスト養成講座でも、20歳以上の方が望ましいと考えています。

資格は時に心強いものとなります。しかし、その資格がどのようなものかを考える必要はあるでしょう。取得そのものではなく、取得したその先を目標に据えることが大切ではないでしょうか。