白い日傘が踊る夏は今や幻なのだろうか?

先日、Eテレ(旧: NHK教育テレビ)で放送されている『フックブックロー ミニ』で、「白い日傘」という歌詞を含む劇中歌が流れました。晴れると日差しが強い時期となり、日傘が手放せないと仰る方もあるでしょう。

私自身は手がふさがってしまうので日傘を持つのは好まないのですが、帽子よりも広範囲に日差しを防ぎ、何だか落ち着いた印象を持つことから、近年では女子高校生でも日傘を持つ姿を見かけることがあります。

そんな風景を見ながらふと思ったのですが、近年は「白い日傘」の数がグンと減っているような気がするのです。現在特に多く見かける色は黒。時々シルバー(銀色)があって、ようやく白を見るという印象でしょうか。

日傘売り場を見ても、圧倒的に黒が多いですね。

一般的に、黒は紫外線を防ぐ点で優れていると言われています。そのため、日傘でも黒が重宝されています。ただ、熱を吸収しやすい色でもあるので、何となく暑そうに見えることもあります。

重そうに見える色でもあるので、紫外線が怖いからと言って、傘だけでなく服や靴などを黒だけで統一してしまうと、暑そうを超えて辛そうに見えるかも知れません。

その点、白は黒ほど熱を吸収せず、涼しげに見えるのですが、紫外線対策としては弱い色のようです。紫外線防止加工を施しても、黒に敵わないケースが多い印象を受けます。

紫外線の害を心配する方は、見た目や体感的に多少暑くなったとしても黒の日傘を選ぶことが多いのでは無いでしょうか。一方、暑さ対策を最優先にするとなれば、白やシルバーも選択肢となるのでしょう。

今では黒が主流になっていますが、白い日傘も風情があると思います。「白い日傘って歌の中でしか聞かれないのか」なんて言ってしまうのは寂しいものでもあります。歌を聴きながら、ふとそのようなことを考えてしまいました。