色彩心理で快眠を手に入れよう 〜後編〜

前回のブログでは「色彩心理において快眠につながる色」を紹介しました。心を鎮めたり、睡眠ホルモンを分泌させたりすることで眠りにつきやすくし、目覚めた際に見ても元気やすっきり感が得られそうな色が中心でした。

快眠につながる色は「心を鎮める」とあるので、「興奮状態にさせる色」が快眠につながらないのでは?と思った方もあるでしょう。その代表格は「赤(レッド)」かも知れません。

しかし、様々な研究結果や記述を見ると、赤よりも「快眠につながらない色」が存在することが分かりました。その理由を深く考えると「そりゃあそうだろう」と思える内容でした。

今回は、色彩心理から見て「快眠につながらない色」を紹介していきます。

多くの記述で、最も快眠につながらない色と紹介されているのが「紫(パープル)」です。赤の要素があるとは言え、最も快眠につながるとされる青との混色なのに何故?と思った方もあるでしょう。

紫には「芸術性」「創造性」などといった意味が含まれます。これらが仇(あだ)となり、頭の中や神経が高ぶってしまうのです。休もうとしているのと逆行する動きとなってしまうのですね。

鮮明な夢や悪夢を見やすくなるとの研究結果もあり、目覚めても疲れが残りがちになるとも言われています。どうしても紫を使いたい時は、淡い色にし、余り分量が多くならないようにするのが良いでしょう。

落ち着いた無難な色と思われがちな「茶色(ブラウン)」も、実は快眠につながりにくいと言われています。気分を下げすぎるのがその理由と言われています。

部屋を見ると、扉や床、タンスなどで木の色が分かるものがあれこれあるかも知れません。そこに、カーテンも布団も茶色…となれば、茶色ばかりの部屋になってしまいますね。

茶色は土の色。植物が根付くための土は大事ですが、寝ている人が茶色の布団に根付くというのは考えものでしょう。こちらもまた、ベージュのような淡い色に留めるのが良いかも知れませんね。

「灰色(グレー)」も安眠に向かない色に入っています。こちらも茶色と同じく、気分を下げすぎる色と言われています。重苦しさと同時に「迷い」「あいまいさ」も出る色なのでしょう。

壁がコンクリートの打ちっぱなしで、それに合わせてツヤ消しの金属で出来た家具を置いている方も多いのではないでしょうか。寝具もそれに合わせると、やはり重苦しいでしょう。

ただ、「銀色(シルバー)」は安眠に向いた色に含まれるという研究結果もあったりします。光沢のある金属や布地を取り入れることは、悪いとばかりも言えないようです。

以上、快眠につながらない色をご紹介しましたが、どうしても使いたい時は、色の濃さや光沢、分量に気をつけていくことが大事だろうと思います。

「赤」も快眠につながると言い難い面がありますが、淡いピンクを用いることで幸せな気分で眠ることが出来るとも言われています。

さて、ここ暫く私が睡眠不足に陥っている理由のひとつが「色」にあります。布団カバーや毛布は茶色。カーテンには紫色の太い縦じまがあり、そこに描かれたイラストは茶色が主体です。

それを扉や床、タンスなどが茶色ばかりの部屋でやっていたので、落ち込む時はとことん落ち込み、神経が高ぶってしまえば中々寝付けません。夜中に1度目が覚めると、2時間は目が冴えるのが当たり前となっています。

この度、布団カバーとカーテンを買い換えることにし、どちらもターコイズブルーのものにしました。手元に届くのはもう少し先ですが、状況が改善されれば良いなと思っています。

今回まで2回にわたって、色彩心理から見る「快眠」について綴ってきましたが、睡眠のトラブルは様々な要因が絡んでいます。ここで綴ったことだけで全てが解決する訳ではありません。

必要に応じて、病院で診察を受けたり(場合によっては薬を処方されることもあるでしょう)、日常生活そのものを改めたりなどといった行動をとるべきでしょう。

放置していても良いことは無いですから。