上手なPRは長所で短所を挟んで制す

新年度や新生活が始まる…ということで、「新しい環境にすぐ慣れるだろうか?」「良い人や良い環境に恵まれるだろうか?」などと不安が先立っている方もあるかと思います。

誰かと一緒に活動するとなれば、自己PRも大切です。「短所ばかりだしなぁ」「長所を並べてばかりも嫌味な気がするよなぁ」と仰る方に、是非とも心がけていただきたいことがあります。

それは「長所(メリット)→短所(デメリット)→長所(メリット)」という並びでPRすることです。長所で短所を挟んで話をすると、聞く側には長所が残って好感も持たれやすいという研究結果もあります。

例えば、このようなPRは如何でしょうか?

「私は●●と申します。中学から大学までテニス部に所属しました。試合中に足をケガしましたが、リハビリの末、全国大会でベスト8に入りました」

まず、「中学から大学まで」と言うことで「長きに渡って継続して活動した」という長所が見えてきます。これからの活動が長期に渡るものとなれば「持久力のある人」と好感を持たれるでしょう。

「足をケガしました」というのは「再発するかも?」「身体が余り強くないかも?」と思われるかも知れませんので、短所に映ることもあるでしょう。

しかし、すかさず「リハビリの末、全国大会でベスト8」と続けることで、「ケガを克服した」「諦めなかった」「結果を出した」という長所が印象づけられます。

よく、頑張って長所を述べても、不安の表れやワンクッションのつもりで短所で話を終えてしまう方があります。そうすると短所の印象が強まりすぎるという研究結果があります。

しかし、短所を伝えずに長所だけを伝えると、後で短所となる面が発覚した際に軌道修正が難しくなる可能性も出てきます。長所も短所も良いバランスで伝えたいものです。

尚、この方法は「マーケティング」でもよく使われる方法です。例えば、テレビを買おうとして、店員さんにこのように言われたとしましょう。

「このテレビは映像がはっきり鮮やかに映ります。お値段は高めですが、電気代は10年前の半分です」

この文章では、映像が鮮やかという長所を述べ、値段が高いという短所に触れつつも、電気代が安いという新たな長所を持ってきています。皆様は、どの部分が印象に残りましたか?

恐らく「値段が高い」という短所は全く無いとは言わないものの、余り強く残っていないと思います。むしろ「電気代が安い」の方が強く残っているのではないでしょうか。

その上で「映像が鮮やか」という長所が呼び起こされ、「高いけど買ってみようか」と話す方もあるでしょう。短所を長所で挟むPRは結構役立つだろうと思います。

新生活が始まって、新たな人との出会いが増える方もあるでしょう。正しく相手に理解して貰うためにも、また、新たな環境で上手くやっていく上でも、今回ご紹介の方法を参考にしていただければ何よりです。