色が持つイメージは暮らしている地域で変わることもある

このゴールデンウィークは如何お過ごしでしたでしょうか? 2018年は3月下旬以降、気温が高い日が続き、4月の時点で夏日や真夏日が複数回記録された地域もありました。初夏を超えて「夏」と思ってしまいそうです。

さて、夏の色と聞いて「ヒマワリ(向日葵)」や「日差し(光)」などから、黄色を思い浮かべる方もあると思います。両方共に明るさを伴っており、それらの黄色から元気が沸くと感じる方も多いでしょう。

しかし、数年前ですが、Eテレ(旧 NHK教育)の『テレビで中国語』を見ていると、中国では黄色が余り好まれていないとの情報が流れてきました。

また、番組の中で、黄色が持つイメージとして「枯れている」と挙げた方がありました。

日本の場合、「黄色」で「枯れる」と聞けば「枯れ葉」を思い浮かべる方が多いでしょう。特に、イチョウの葉は鮮やかな黄色になります。紅葉の中に見える黄色は必ずしも悪いイメージだとは限らないでしょう。


しかし、中国において「黄色(黄)」と聞けば「黄河」を思い浮かべる方が多く、その砂や土の色から「枯れている」と考える方もあるようです。日本でも、飛んでくる黄砂に対して余り良いイメージは持てないかも知れません。

外に干している布団や洗濯物に黄砂が付くとガクッと来るでしょう。車の窓に付くと視界が悪くなってしまいます。そう考えると、中国で黄色を好まない方があるのも不思議では無いでしょうね。

色には、地域や人種、思想などの背景に左右されない意味と、背景に影響を受けた意味があると言われています。中国での黄色のイメージは正に後者によるものと言えます。

背景に影響を受けて変わった意味については、対話を通じて考えてみると良いでしょう。そのことを考えると「この色は必ずこの意味だ」と強く決めてかかるのは余り良くないのかも知れません。

日本語でもありますよね、「十人十色」という言葉が。違いを認めると新たな世界が見えてくるかも知れませんね。