ヒーローの色がもたらすイメージと色彩心理

正義の味方が悪者をやっつける…『仮面ライダー』や『ウルトラマン』などといったヒーローたちは、多くの人々を魅了してきました。仮面ライダーやウルトラマンなどは基本的に1人で戦いますが、テレビ朝日系で放送される「スーパー戦隊シリーズ」は複数で力を合わせて戦います。

2018年度から放送されている『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で、スーパー戦隊シリーズも42作目。第1作目の「秘密戦隊ゴレンジャー』が1977年に始まったとのことですから、実に長い歴史を持っています。

さて、この「スーパー戦隊シリーズ」で目を引くのは登場するヒーローの色です。「赤が熱血漢のリーダー、青はクールなサブリーダー、黄色は力持ちか技の達人か食いしん坊、緑は仲裁役でもあるけど個性派、ピンクは女性」…そんなイメージを持つ方も多いでしょう。

色彩心理で考えると確かにそうだろうという面も幾つかあります。赤は直感で動けて人を引っ張りますので、リーダー向きと言われます。青は冷静に物事を考えると言いますので、赤を支えて行動をコントロールするともあるでしょう。

黄色の食いしん坊のイメージは恐らくカレーから来ていると思いますが、力や技というものは才能あってのものですので、才能を表す黄色も納得出来るでしょう。緑はバランスを保つと言われますので、仲裁役や場をまとめる役に合います。

ピンクは「見たままだろう」と言われそうですが、男勝りという意外な意味があります。そもそも「男勝り」は女性に対して使う言葉ですので、そのことも加味すれば「なるほど」と言ってしまうでしょう。

そんな訳で、以前であれば「ピンク以外は男性」というケースが多かったのですが、青や黄色が女性になることは間々ありますし、近年では赤や緑が女性だったケースも見られます。割と多かった「男性4:女性1」という比率も過去のものかも知れませんね。

また、上記の5色以外にも、黒や白、金色なども登場し、これまでの固定観念は打ち砕かれるだろうと思います。全部の色を解説するとキリがありませんが、それぞれに意味があると感じています。

子どもの目を引きやすい原色というのも、ヒーローを力強く印象づけます。

初めから色彩心理を思い浮かべながら番組を観るということは無いかも知れませんが、知っておくとそのヒーローの性格や役回りが理解しやすくなると思います。