「親しみやすさ」を伝える書体と色

東京都府中市内で、幅広いがんケアを考える活動を行っている「府中がんケアを考える会」の会員の方から、流穏の部屋がデザインを手掛けた「のぼり」の写真を送っていただきました。

2019年11月23日(土)の「第5回 府中市民協働まつり 〜つながりは無限大〜」で、初お披露目となりました。「デザイン」と申しましたが、今回は文字と色を重視して作りました。

文字(書体)は当初、会員の方の試作段階では割と太めの「ゴシック体」を使っていたそうです。私にお話が来た段階では「親しみやすさを出すために丸ゴシック体はどうだろう?」という話もあったそうです。

しかし、「がん」という厳しい病と戦う方々に寄り添い、関わる全ての方を温かく迎え入れる活動を考え、今回は優しさや落ち着き、それに丸っこさのある「解ミン月(明朝体)」を選びました。

会員の方を通じて見ていただいたところ「これが明朝体?」と驚く声もあったそうですが、概ね好評でした。「府中」の上下にある飾りは「スズラン」の花です(実はこれも書体の扱いなのです)。

色は3つ提案し、会で検討していただいたところ、オレンジ色とピンク色が混ざった「サーモン色」に決まりました。これは会の趣旨と「カラーセラピー(色彩言語)」の考え方を取り入れたものです。

オレンジ色は「人脈」「絆」などを表し、ピンク色は「無償の愛」「優しさ」などを表します。写真ではピンク色が強く出ていますが、実際はオレンジ色の要素も分かる優しい色です。

今回の市民協働まつりで、府中がんケアを考える会は「がんと緩和ケアについて学ぼう」というテーマで、がんの苦痛を少しでも減らすための提案やグッズなどを紹介するブースを出されました。

普段の活動としては、毎月1回の患者会の他、定期的にがんケアに関連した講演会やホスピス見学などもされています。

今後、講演会などで「のぼり」が登場する機会があるとのことです。こののぼりが多くの方の目に留まって欲しいと思っています。本当にありがとうございます。


府中がんケアを考える会
http://fuchugancare.org/